「令和2年度 仙台市クリエイティブプロジェクト助成事業」審査結果のお知らせ
仙台市クリエイティブプロジェクト助成事業では、クリエイティブ産業の活性化・活用を目指すプロジェクトに、助成金の交付と外部プロデューサーによるアイディアブラッシュアップなどの支援を行います。
申請書類とプレゼンテーションによる審査の結果、今年度は以下の4件のプロジェクトが採択となりました。各プロジェクトの詳細については、個別に進捗を紹介して参りますので、ぜひご期待ください。
採択プロジェクト
- 結工房『採集染料の開発と応用』:100万円
- 株式会社HAKKA『飲食店の空き時間を「自習室」として活用するアプリ開発プロジェクト』:60万円
- 有限会社菊信紙工所『仙台から発信するインディペンデント出版』:60万円
- 株式会社enround『お家時間をHAPPYに!宮城からファミリーに笑顔を届ける「自宅でなりきりキット」プロジェクト』:30万円
総評
本江正茂(審査委員長)
短い募集期間にも関わらず11点の応募がありました。いずれもユニークな視点とアプローチがあり、実現すれば客としてぜひ利用してみたい魅力的な提案ばかりでした。それでも採否を分けたのは、単に収益を上げられそうか?ということではなく、この助成事業の目的である「支援を通じて、創造性豊かなプロジェクトの育成や、クリエイティブ産業と他分野との連携による新たな社会的需要に対応した事業の創出を促進」したいという問いかけに応えているかどうかの一点でした。民間事業に公金を投じることができるのは、その事業が呼び水となって、より大きな社会的波及効果をもたらすことが期待されるからにほかなりません。風が吹いたら桶屋が儲かる……を夢想に終わらせず、思いがけないアクションの連鎖を想像力豊かに構想し、その手があったかと誰もが膝を打つ、創造的なプロジェクトが求められています。
審査委員紹介)
- 本江正茂(東北大学大学院工学研究科 都市・建築学専攻准教授、同フィールドデザインセンター長)*審査委員長
- 若林 恵(黒鳥社/コンテンツディレクター)
- 榎本幸弘(榎本デザイン事務所 代表/デザイナー)
- 伊藤典博(合同会社スカイスター 代表/デザイナー)
- 柳沢 淳(仙台市経済局地域産業支援課課長)
運営)
- So-So-LAB.(運営:協同組合仙台卸商センター)