おうち時間をHAPPYに!親子で楽しむなりきりキット【株式会社enround】第1回定例ミーティング・レポート
「豊かなおうち時間」の価値が高まるいま、いつもの食事が大きく見直されています。小さなお子さんがいるファミリーに自宅でカンタンに食を楽しんでもらいたい、という想いを背景に生まれた企画『おうち時間をHAPPYに!親子で楽しむMISOキット』。
ご当地食品でもある仙台みそにフォーカスし、体験を通して美味しく、楽しい時間を過ごすことができる食育セットの商品化を目指します。そして昔ながらの食の知恵を遊びながら学び、地域の食文化への興味や、地元食材購入への橋渡しになることを視野に入れたリサーチを実施します。また、商品を通して、生産者である作り手への感謝の気持ちが、小さなお子さんの心に育つきっかけになる願いも込めらています。
今回のミーティングに先駆け、リサーチの一端として実際に仙台市内のみそ醤油屋さんを訪問。みそづくりの手順をはじめ、製造に関わる技術、自宅で実践する際の留意点など、蔵の内部を見学させていただきながら、職人の方の仕事ぶり、お味噌の味見等を交え企画の考察要素を体感しました。
合わせて、仙台市内の小学校で宮城県味噌醤油組合さんにより行こなわれている、お味噌の出前授業についてもヒアリング。企画対象となるお子さんの年頃や、授業の構成内容、興味換気を教室への参加を見込み、企画のモニター実施が可能との対応もいただきリサーチの取り組みへと進行予定とします。
ミーティングでは、味噌づくりキットを使用したオンラインワークショップの開講を想定し、蔵元や職人さんを結び、焼きおにぎりや味噌玉づくりを親子で体験し、味噌づくりから完成、その間の味噌に関わる知識や学びをオリジナルツールで展開した通年企画を検討。実際に味噌づくり体験を実施する際のオペレーションや仕上がりの完成度、所要時間、備品の精査、想定費用等を検討。
一方で企画の可能性として味噌づくり体験の他、せりやなす、ネギ、のり・わかめなど仙台、宮城の地元食材とお味噌を絡めた、食べ合わせや食べ比べに主眼を置いた「美味しく楽しく、地元を食べよう!」と言った観点も検討。伊達家の陣中食としても伝わる味噌玉を仕上がりに、季節や品目毎に楽しめるラインナップやお土産や海外仕様など体験を通した商品展開の可能性もアイデアとして浮上。こちらも実施ベースでの可能性を継続して検討。
引き続きのリサーチにより今後のプロジェクトが精査されますが「親子で楽しむ」を起点に、地元の伝統食材とクリエイティブによるアイデアを結び、食卓に笑顔を届ける商品を目指して次回へと進行します。
開催日:11月16日(月)
執筆者:伊藤典博(伴走支援者/合同会社スカイスター代表)