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飲食店の空き時間を「自習室」として活用するアプリ開発プロジェクト【株式会社HAKKA】中間報告会レポート

前回の第2回定例ミーティングの後、参加いただける飲食店が1軒見つかったとの報告をいただき、2月には約1ヶ月間の実証実験を行うことに。ただ、もう1店舗、夜間営業をメインに行う飲食店にも参加いただけるよう、引き続きの参加打診を行っているとの進捗報告を受けました。

審査委員からは、いま飲食店は本当に疲弊しており、ネガティブな状況を脱することができないでいることから、駅ビルやファッションビル、商店街の空きテナントなど、別の場所についても対象としてはどうかというコメントをいただきました。コロナ禍によるリモート・ワークの推進により、都心の一等地にオフィスを構える必然性がなくなったいま、オフィス物件に限らず、周辺の商業施設も場所や空間活用について再考をせまられていることは、多くの方も感じていることでしょう。これは、コロナ禍以前からすでに始まっていたことでもあり、ネット通販の利用者が拡大し、実店舗に足を運ぶ人が激減していることは周知の事実です。繁華街だからこそのメリットとはなんなのか、まちづくりの観点なども踏まえて多様な意見が出し合えるといいなと、お話を伺いながら考えました。

一方、他の審査委員からは、年末年始から飲食店街である国分町に営業時間の短縮要請が出されており、感染者の増加に歯止めがかからない場合は、市内全域への時短要請の可能性もありうるため、夜間営業店舗の参加が難しい場合の代案についても考えておくようとのコメント。

現時点でも、前途多難のプロジェクトではありますが、2月の実証実験に向けて気持ちを新たに取り組んでいただけたらと思います。

開催日:2021年1月18日(月)

追記)
中間報告会の数日後、仙台市内全域への時短営業要請が実際のものとなったことから、参加を約束していた飲食店との交渉が難しくなり、一方でHAKKA社の本業であるイベント事業で数年来のおつきあいのある商業施設「エスパル」のテナントスペースを活用させていただけることになったため、飲食店での実証実験は断念し、エスパルでの1ヶ月限定実験へと再度プロジェクトを変更することになりました。


執筆者:長内綾子(伴走支援者/So-So-LAB.)

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