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見る工芸から使う工芸へ / 工芸指導所のデザインを暮らしに再現する【小松大知】第2回進捗報告レポ

「商工省工芸指導所(以下、工芸指導所)」の後身機関である産業技術総合研究所東北センターから、工芸指導所の資料一式の寄贈をうけ収蔵する東北歴史博物館。7月に本プロジェクトへの協力を仰ぎ、正式に許諾をいただくことができ、9月から収蔵資料の本格的なリサーチがスタートできることになりました。

8月末には、指導所時代の技術研究で誕生した漆器「玉虫塗」の製造・販売企業である東北工芸製作所(http://www.t-kogei.co.jp/)を訪問し、代表で職人でもある佐浦社長へのインタビューを行い、開発当時のお話や現在も続く技術革新について、お話を伺った小松さん。引き続き、当時の歴史をいまに伝える工芸関連企業様への調査も進められるとのことでした。

一方、リプロダクトに関する具体的な制作についてもリサーチを開始しており、デジタルファブリケーションの活用も視野に協力いただける方への相談も行っているといいます。

今後、収蔵品の調査を経て、リプロダクトするものを選定するなど、プロジェクトが本格化する予定です。今回のプロジェクトを契機に、どんな成果や新たな出来事が生み出されていくのか、いまから期待が膨らみます。

So-So-LAB.長内

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