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未満建築デザインプロジェクト【未満建築デザインファーム】 第1回進捗報告レポ

「公開空地」という言葉を聞いたことはありますか?都心のビル空間にあるオープンスペースや、住宅街の一角にある空き地で、一般に開放され自由に通行または利用できる区域のことを指します。住宅密集地では防災の観点から設けられることもありますが、都心のビルなどでは公開空地を設けることで容積率が緩和されるなどの利点があり、近年では多くの開発案件でオープンスペースが設けられています。

公開空地の利活用促進は、仙台市に限らず首都圏や他の政令指定都市などでも奨励されていますが、市民や企業が気軽に利用するという機運はまだまだハードルが高いようです。

そこで、未満建築デザインファームでは、既存の公開空地の在り方を提案すべく、法制度の時系列での変化や市内に50近くある公開空地の課題や特徴などのリサーチを進め、その成果を発信する見本帖の制作を予定しています。

仙台でも近年、仙台駅から定禅寺通や青葉通などへの回遊性を高める施策や実証実験が行われていますが、通りだけではなく公開空地をうまく繋いでいくような催事などができると、相乗効果も増すのかもしれません。

去る7月20日には、公開空地の利用に関する許可申請の窓口である、仙台市都市整備局の職員にヒアリングを行い、実際にどのような手続きが必要なのか、また仙台独自のルールがあるのか、また過去の利用事例について教えていただく会を設けました。今後は、公開空地を有するビル管理会社との連携を予定しており、不動産管理側からの課題などについて、調査を進める予定です。

また、年度内には試験的に公開空地を活用した催事を実際に行う可能性も出てきました。詳細が決定次第、本サイトでもお伝えしたいと思いますので、お楽しみに!

So-So-LAB.長内

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