未満建築デザインプロジェクト【未満建築デザインファーム】 第4回進捗報告レポ

12月24日（金）〜26日（日）の三日間、仙台市の中心市街地にある「東二番丁スクエア」前のオープンスペース（公開空地）で、実証実験を行った未満建築デザインファームのみなさん。当日の様子は河北新報にも取り上げられましたが（https://kahoku.news/articles/20211225khn000012.html）、当初想定していた以上に、公開空地の活用における、さまざまな課題が見えたといいます。
まず、建物の管理者とオーナーが異なる場合には、当然双方の許諾が必要であり、公開空地に面したテナントへの配慮はもちろん、物品を置く場合には夜間警備が必要である点など、とにかく課題が山積であったとのこと。期間中の通行人の方々に行ったアンケート結果では、「公開空地」自体が一般市民にはほぼ知られていない現状が分かったと同時に、マルシェや時節に合わせた催事などが行われたら立ち寄りたいといった、活用に前向きな意見も多数いただいたそうです。
今年度の成果として当初は公開空地の利活用を促す見本帳の制作を予定していましたが、まずは市街地の公開空地を示すマップの制作に切り替え、公開空地自体の周知を当面の目標に据え、次年度以降の展開についても検討を進められるとのことでした。

2022年1月31日
So-So-LAB.長内