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秋保におけるマイクロツーリズムプログラム開発のための地域内クリエイター育成事業【有限会社奥州秋保温泉 蘭亭】第1回進捗報告レポ

審査時の審査委員コメントで、自社内の若手育成に留まらず、秋保地域にある各宿泊施設の若手職員をターゲットとした育成事業とすることとなった本プロジェクト。まずは、秋保地区の観光産業を管轄する仙台市文化観光局の職員と意見交換を行い、秋保温泉旅館組合を通して各旅館へ情報共有を行うこととなりました。仙台の奥座敷と呼ばれる秋保温泉は、一般的に想像する温泉街とは異なり、宿泊客は終日旅館敷地内で過ごすことが多いため、各旅館や地域の異業種との交流が比較的少ないことが課題とされています。コロナ禍で観光・宿泊業が大きな影響を受けるなか、今回のプロジェクトを通して、地域一丸となって秋保を持続可能なかたちで盛り上げていく策を練る機会とすることを目的としています。

7月19日には、建築家やデザイナー、映像クリエイターらからなる協働クリエイターチームとともに、秋保の魅力を再発見すべく地域リサーチを敢行。木工家具のアトリエやカフェ、秋保石の石切り場などを訪問されたそうです。蘭亭職員のみなさんは、普段施設外に出ることが少なかったそうで、秋保について知らないことだらけであるということを痛感する機会になったといいます。また、リサーチで見聞きした情報を伝えるワークとして、レポ記事を蘭亭のSNSに掲載中ですので、ぜひご覧ください。

初回リサーチは蘭亭職員のみでの開催となりましたが、9月以降は他施設の職員の方にも参加いただき、引き続きのリサーチを経て、マイクロツアーの企画開発の素材となる情報収集に励む予定とのこと。

一方近年では、秋保の魅力を発信する多様なジャンルの事業者のかたたちが活動を行っています。そういった事業者と宿泊施設が連携することでの相乗効果を、本プロジェクトで生み出していただけたらと考えています。

So-So-LAB.長内

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