阿部幸商店の工場を見学しました!(伝統を次の世代に!味噌(仙台味噌)を世界に!)
伝統を次の世代に!味噌(仙台味噌)を世界に!プロジェクト
仙台味噌を製造している阿部幸商店の工場を見学させていただきました。
仙台味噌の材料。塩・大豆・米と、シンプルです。
大豆を蒸すための機械です。工場移転時から約50年は使っている特注品です。 工場内には大きな機械が沢山あります。
米麹を作る機械です。こちらも、約50年は使っている特注品です。 米を蒸してから麹にするまでの温度管理が重要なポイントとなっています。
味噌を熟成させる部屋は、発酵を促すため、湿度を高くしています。 そのため、「ぽこぽこっ」と、蒸気の音がしています。
100年以上使い込まれた現役の味噌樽は、天然の秋田杉で作られています。かつては酒蔵で数年使用した後に味噌樽として再利用されていました。この大きな⽊樽を作れる職人も、もうほとんど残っていません。
重石を乗せ、分離を防ぐことで、旨味の成分を均一化します。 創業時から変わらず、この木枠と重石を使用しています。
阿部幸商店の工場で売っている味噌です。 我々のもとへおいしい味噌が届きます。
仕込みの時期には、工場の中で蒸気が立ち上がり、幻想的な雰囲気になるそうです。
工場の中の雰囲気は、とても趣のあるものでした。
長い時間をかけて作る伝統的な味噌作りの苦労を聞き、 職人さんが愛情を込めて作っていることを実感しました。
プロジェクトの採択者である阿部幸フードサービシーズでは、 伝統の製法で作られた阿部幸商店の仙台味噌を、パッケージを一新し、販売しています。
おしゃれなパッケージは、キッチンの見えるところに置いて楽しみたいほど。 贈り物にも喜ばれる素敵な商品です。
阿部幸フードサービシーズホームページ
http://3083.jp/
「伝統を次の世代に!味噌(仙台味噌)を世界に!」プロジェクトとは?
海外向けの仙台味噌情報サイトを構築する。 仙台味噌の種類・製造方法・アーカイブ映像などを海外へ向け発信。 伝統技術のアーカイブ映像(海外向けプロモーション映像)を制作することで、 発酵食文化を次の世代へ繋げ、失われつつある仙台味噌作りの伝統を守るとともに、 味噌業界全体を盛り上げる。
(平成27年度 仙台市クリエイティブプロジェクト助成採択事業)