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採集染料の開発と応用【結工房】第2回定例ミーティング・レポート

前回は「キハダ」と「どんぐりの帽子」から摘出した染料を使用した試作品をお持ちいただきましたが、今回はさらに多くの種類の染料と試作品をお持ちいただきました。

染料としては、椿やピラカンサス、シャリンバイ、キハダなどそれぞれを固形化したもの。これは今回のミーティングの直後に宮城県産業技術総合センターに行き、どのようにしたら顔料として使えるレベルまで細かくできるか、抽出方法も含めて相談し、模索していこうと考えているそうです。

試作品としては、紙や布に染料で描いたもの、紙や布に柄をプリントしたものなどをお持ちいただき、日光にあてたり、定着させてから洗ってみたりなどして色の変化を調べたものでした。染料によっては日光に弱く変色しやすいものや、洗うと落ちやすいもの、落ちにくいものなどがありました。紙との相性としては和紙が良いそうです。

一つ大きな進展として、布に定着させても落ちやすかった染料が、蒸すことによってかなり落ちにくくなるという発見がありました。ただ、手間がかかり実用化が難しいので改善方法を検討するそうです。

開催日:12月16日(水)
執筆者:榎本幸弘(伴走支援者/榎本デザイン事務所)

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