この度So-So-LAB.では、大阪を拠点に活躍する編集者の多田智美さんを講師としてお招きし、若手のライターや編集者へ向けたワークショップ講座を開講します。
情報発信のツールとして用いられるソーシャルメディアでは、誰しもがブログのような文章を簡単に全世界へ向けて公開することが可能です。その一方で、速いスピードで多くの情報が流れてしまい、読み手の柔軟な思考を促すような価値のある記事をつくり発表することが難しくなっているようにも思えます。また、仙台では近辺を拠点とする出版社やメディアの数が少ないために、若手のクリエイターが現場で多様な実践を積むことのできる機会がなかなかないのが現状です。
ひとつのインタビュー記事を制作するにも、考えるべきことはたくさんあります。例えば、聞き手として事前に頭に入れておくべき知識はどのように調べるか、どうしたら語り手の最も良い話を聞き出すことができるのか。そのほか、デザイナーやカメラマンなど、他のクリエイターへの発注や協働作業についても考える必要があるでしょう。
同時代の動向を深い眼差しで捉えながら、これからの未来を見据え、直面する社会課題を多くの人とともに思考することができるようなライティングはどのようにして生まれるのか。今回のワークショップでは、多田さんが実践されてきた“編集“という技術をヒントに、魅力ある記事制作を行うための土台づくりを皆さんと一緒に思考します。
概要
日時
- [第1回]11/16(火)19:00-20:30「編む、ほぐすーいくつかの事例から“編集“を考える」
これまでの具体的なご経験から、多田さんの考える“編集“という技術についてレクチャーをしていただきます。 - [第2回]11/30(火)19:00-20:30「編む、ほぐすー編集的思考の育成❶」
編集的思考を育成するためのワークショップを行います。 - [第3回]12/14(火)19:00-20:30「編む、ほぐすー編集的思考の育成❷」
[第2回]で行ったワークをふまえ、参加メンバーで実践と講評を行います。
開催方法
いずれもZoomでの開催となります(事前予約制)
※ご自宅や勤務先等でご受講いただきます。受講に必要なパソコンやスマートフォン、インターネット通信環境等につきましては受講者の皆様にご準備いただきます。
対象
若手のライターまたは編集者
*ただし、[第1回]のみどなたでもお申し込みいただけます。
定員
- 3回通し参加:10名(抽選)
*必ず全日程ご参加ください。 - [第1回]のみ参加:先着100名(要予約)
参加料
無料
応募方法
下記のフォームリンクよりお申し込みください。
*3回通し参加を希望される場合、A4サイズ3枚以内でご自身の略歴とライターまたは編集者としての実績を提出していただきます。
応募締め切り
- 3回通し参加を希望される方
2021年10月25日(月)23:59まで
2021年11月4日(木)23:59まで - 第1回のみ参加を希望される方
2021年11月8日(月)12:00まで
2021年11月15日(月)12:00まで
*順次結果及び当日視聴用のURLを事務局よりメールでお知らせいたします。
講師プロフィール
多田智美(ただ・ともみ)
編集者/株式会社MUESUM代表/株式会社どく社共同代表
1980年生まれ。龍谷大学文学部哲学科教育心理学専攻卒業後、彩都IMI大学院スクール修了。2004年に編集事務所・MUESUM設立(2014年に法人化、現在5名の編集者が在籍)、2021年に出版社・株式会社どく社設立。「出来事の創出からアーカイブまで」をテーマに、アートやデザイン、建築、福祉、地域にまつわるプロジェクトに携わり、紙やウェブの制作はもちろん、建築設計や企業理念構築、学びのプログラムづくりなど、多分野でのメディアづくりを手がける。共著に『小豆島にみる日本の未来のつくり方』(誠文堂新光社、2014)、『ローカルメディアの仕事術』(学芸出版社、2018)など。
http://www.muesum.org/
*仙台市では、クリエイターの方々の交流機会の促進や創造性を刺激できるような場の創出を目指し、「SC3カフェ」を実施しています。本イベントは「SC3カフェ(vol.54)」として開催されるものです。
主催
仙台市、So-So-LAB.(運営:協同組合仙台卸商センター)
企画運営
- 長内綾子(So-So-LAB.)
- 磯崎未菜(So-So-LAB.)
- 鈴木淑子(編集者)
◎お問い合わせ
So-So-LAB.(担当:佐藤、磯崎)
〒984-8651 仙台市若林区卸町2-15-2 卸町会館5F TRUNK内
TEL:022-235-2161(代表) 022-237-7232(直通) FAX:022-284-0864
Email:info@tohokuakindodesign.jp
※「So-So-LAB.」(旧・とうほくあきんどでざいん塾)は仙台市と協同組合仙台卸商センターの協働事業です。