ライターバトン -24- 「言いワケしながら、スピざんまい」
仙台を中心に活躍するライターが、リレー形式でおくります。前任ライターのお題をしりとりで受け、テーマを決める…という以外はなんでもアリの、ゆるゆるコラムです。
言いワケしながら、スピざんまい
『あなたの知らない●●』にはじまり
占い雑誌『●y Birthday』(懐)、『オーラの●』…。
思い起こせば、幼い頃から、不思議なことが好きでした。
最近は、人目もはばからず、スピリチュアルがかった発言をするように。
「ソ●トバンクの通信トラブル、水星逆行(※)のせいだわ」などとつぶやいて
ライター仲間のYさんやTさんには
「ななちゃん、大丈夫?」「なんかこわいよ」と心配され、
24歳、広告営業女子Kちゃんに
「魂が喜ぶことを、どんどんやったほうがいいよ!」とアドバイスしたら、
「小松さん、やばーい、あやしー」と、ドン引きされる。
そんな毎日ですが、私はいたって霊性、もとい冷静です!
※水星逆行…水星の動きが逆行すると通信障害やコミュニケーショントラブルが起きるとされている占星術用語(たぶん)
一方でスピリチュアルといっても、絶対に踏み入れなかったのが、占いの分野。
朝の情報番組の星座占いですら、意識的に見ないようにしてきました。
だって、占いの結果を見たらその通りになってしまいそうで、怖かったから。
きっかけは、大学卒業間近のこと。
たまたま、ものすごく当たる!と評判の占い師さんに
手相を見ていただくことになったんです。
そのとき、念願の某●察庁というとこに就職が決まっていて
私はちょっと調子に乗っていました。
すると、こんなことを言われました。
「あなた、2年後に全く違う仕事してるよ」
え???そんなはずない、私はこの仕事絶対続ける。
強がってみましたが、胸はバクバク、脚はガクガクです。
占い師さんは続けます。
「書く仕事が向いてるね」
そして、2年を待たず、私は某情報誌の編集部にいました。
怖くないですか?
だって、見事に当たってる…。しかも、こんな特殊な状況が。
その時から、結果にとらわれて、それで人生決まってしまいそうで、
占いを遠ざけていました。
ところが、最近、私は占いに親しんでいます。
人生、思い通りにいかないものだと、四十路にして悟った気になったせいか。
はたまた、最近出会ったタロット占い師さんの占い方が性に合っていて、
「ああ、これはカウンセリングだわ」と、
けしてやましいものではないんだと自分に言い聞かせたせいか。
いろいろ理屈をこねてみたものの、
実は、石井ゆかりさんのベストセラー本、『3年占い』での結果が
抜群に良かったというのが理由な気もする…。
そんな自分が単純で嫌だけど(汗)
どうも、私の2019年は
「本来の自分らしさを更新するとき」らしいです。
そうか、本来の自分かあ。
スピ界では、みんな口をそろえて
「ワクワクすることをしよう」って言ってるし、
とりあえず、やりたいことをとことんやろう。
と“自分に許可”しました(なんか言い方がスピっぽい)。
で、今年、私が前世でくらしてたと言われた
南西フランスの奇跡の地「ルルドの泉」に、一人旅する予定。
大丈夫~、怪しくない、怪しくない。
私は冷静ですから~。
次回
バトンを渡すのは、ライターでありながら、“なんでも売れる”という伝説を持つ営業マンとして、規格外の働き方をするハイパーフリーランサー田代智美さん。なんでも最近、占い師にスカウトされたとか。魔も除けそうな笑い声と切れ味のいいトークのように、大胆で楽しいコラムになることでしょう。
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小松七恵
栗原市出身。ブライダル誌編集部を経て、フリーランスライター・エディターとして14年目。スピ的能力は皆無。夢は書籍のライティングと、プリマリタルカウンセラーになること。